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マレーシアとお茶文化

東南アジアの国マレーシアがお茶大国であることは意外かもしれません。実は古くからマレーシアとお茶は深い繋がりがあるのです。ここでは、マレーシアとお茶の繋がりについて書いていきます。

マレーシアと紅茶

 意外かもしれないですが、マレーシアと紅茶は深い繋がりがあります。戦時中、マレーシアはイギリスの植民地であった過去があります。マレーシアのキャメロンハイランドは、標高が高い位置にあるため1年を通し気温が低く、当時高原避暑地として開発が進み、気候を生かした紅茶葉の栽培も盛んに進められました。マレーシアのキャメロンハイランドで栽培された紅茶は一級紅茶となり、マレーシア王室だけでなくイギリス王室でも愛飲され、『幻のアジアンティー』とも呼ばれるほどになりました。現在もキャメロンハイランドでは、きれいな茶畑を見渡すことができます。今では、マレーシアを訪れる観光客のマレーシア土産第1位が茶葉であり、ホテルやカフェでのハイティーはマストと言われるほど、マレーシアの紅茶は優れており世界中の人々に愛されるようになりました。

マレーシアと中国茶

 マレーシアの文化でお茶は紅茶だけではありません。マレーシアはマレー系、中華系、インド系など様々な民族からなる他民族国家です。中華系は主に19〜20世紀にかけて中国から訪れてきた華僑の子孫で人口のおよそ30%ほどと言われています。そのため、マレーシアでは中国文化も多く広まっており、食事はもちろん中国語を話す人々も多くいます。中国茶も別ではありません。ジャスミン茶やプーアル茶など他にもたくさんの中国茶が、スーパーやお食事どころ至るところで見かけることができます。専門店も多くあり、普段使いのものからお供え用などの高価な物までたくさんの種類が中国に行かずとも手に入れることができるのです。茶葉だけでなく、茶器やティーセレモニーなど、中国からの文化を引き継いだものがたくさん見かけることができます。

マレーシアのソウルドリンク

 マレーシアの人々がこよなく愛する飲み物が、『 Teh Tarik(テタレ) 』と呼ばれる飲み物で、紅茶にコンデンスミルクを加えた飲み物で、ミルクティーよりこくがあり、スパイシーなマレーシアフードとの相性がすごくいい飲み物です。屋台でも、レストランでも、スーパーでも見かけることができ、テタレ味のアイスやチョコなどは大変ヒットし、また国民の60%がイスラム教徒であるマレーシアではアルコールを飲まない代わりにテタレを食事と一緒に楽しむ大人も大変多くいます。大人から子供まで愛されるテタレは、イギリスからの紅茶文化をアレンジし、マレーシアが作り上げた独自のお茶文化と言えるでしょう。

マレーシア発!新しい茶葉『コスモスティー』

 そんなお茶大国マレーシアが新しい茶葉への挑戦をスタートしました。古くから伝わる茶葉に関する知識とノウハウを生かし、今までにはない『コスモスティー』が誕生しました。1年を通して寒暖差の少ない気候で育ったコスモスは、栄養が豊富で中でもビタミンcとポリフェノールの値はとても高く、高い抗酸化力を持ちます。人々にとって、体の酸化を防ぐことは健康面だけでなく、美容面でも最も重要なこととされています。

 Urajaのコスモスティーは、マレーシア産コスモスの栄養素を最大限に引き出すために、手作業でコスモス葉を厳選し、24時間以内に茶葉へと加工します。添加物などは加えず、コスモス茶葉本来の優しいスッキリとした味わいをそのまま閉じ込めました。苦味もなく、ほんのり甘いコスモスティーは、ホットでもアイスでもお楽しみいただけます。

 さまざまな文化が影響し合い、今までにない新しいお茶ができました。世界中の方に愛されるコスモスティーになることを私たちは信じています。

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